ブランドストーリー
「山古志」に込めた思い
山古志の棚田は中越地震で壊滅的なダメージを受けましたが、お福酒造と山古志農家は水田の復興を目指し、休耕田となるのを防ぐため当初三名の農家から協力してもらい米を作り続けてきました。
そしてようやく十五名の農家から契約栽培に参加してもらえる事となったので、「これを機会に「山古志」を味わっていただきたい」という皆の想いから、新たに「特別純米酒」を発売する事としました。

山古志棚田産米への思い
棚田での稲作は機械が使えない場所も多く非常に手間がかかり、その反面収穫量は平地に比べて少ないのが現状です。
しかしそれでもお福酒造が山古志棚田産の米にこだわっているのは、棚田には錦鯉の色を鮮やかにすると言われる程の清冽な沢の自然水が流れ込み、また春から夏にかけて朝晩の気温差が15℃という環境が、しっかりとした稲を育み、食べても酒にしても美味しい米を稔らせるからです。

酒造りのこだわり
清冽な当蔵固有の自然湧き水"大清水"と、吟味を重ねた優良米を使い、寒冷の季節にこだわりをもって丁寧に醸される酒造り。
それは、伝統を受け継ぐ越後杜氏の秘技から生まれる清酒の数々は、まろやかな風味、芳醇な香りを持つ銘酒として、多くの人々に愛されつづけています。
選び抜かれた原料と創業者・岸五郎は全国で初めて酒母製造への乳酸の添加応用を試み、これが醸造界の大発明といわれ、今でも「速醸酛」として、全国の酒蔵で使用されております。
この功績を称えられ岸五郎は、昭和33年黄授褒章を受賞しております。伝統の技の結晶。以来お福酒造は、この岸五郎の功績を頑なに守り、一切の妥協を許さない酒造りを続けており、数多くの鑑評会で確かな評価をいただいております。
この老舗ならではの逸品の数々を、心ゆくまでご堪能ください。

商品詳細
復興した「山古志」の棚田米で仕込みました。
特別純米酒 山古志
棚田栽培米の旨味を生かした穏やかなコクがあり、
商品特性
使用原料米 長岡市山古志地区棚田栽培米
精米歩合 60%
アルコール度数 15%台
日本酒度+5
酸度1.4
アミノ酸度1.4

製品は品質保持のため二次火入れを致しますが、冷暗所保管の上開封後はお早めにお召し上がり下さい。(成分は製造の目標値です)
蔵元紹介
社名 | お福酒造株式会社 |
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代表者名 | 岸 伸彦 |
創業 | 明治30年 |
所在地 | 〒940-1117 新潟県長岡市横枕町606 TEL 0258-22-0086(代) FAX 0258-22-0087 |